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第150回 石原明さんのポッドキャスト最新号を聞いて

2017年02月23日

組織改革の遅い大企業は素晴らしく速い中小企業にとってかわられる可能性があるとのこと。

新入社員研修会を呼ばれていったとき、新人を見て「よくぞここまで立派な学生を集めたな」と感激したのだが、3年後の4年目研修に呼ばれて行ったら、あれほど目がキラキラ輝いていた社員も体温がなくなるほど死んだ目をしていると言っていた。会社は新人に何をしてほしいのか疑問に思うと言っていた。新人に求めるものはズバリ「主体性である」とも言っていた。 主体性は大企業ではどんどん失われるというか、必要とされていない。会社組織の大切なことは、「社員の力で新人を採用し、社員がその新人を教育し、そして社員がその社員をやめないように育てていくことが最も大切なことである」と言っている。へ~!なるほどと思わされ、今までそんなことも知らなかったのかという思いである。

今、リクルートは売り手バブルの中、このバブルも多分オリンピックまでだと思われるが、それまでは、この調子でコツコツ亀のごとく取り組むししかない。しかし、バブルは必ずはじける。また、最近は大企業がうまくいかなくなっている様子をよく耳にする。これも、現代の環境に企業がマッチングして行っていないことの表れであろう。

2025年自動運転が解禁になった時には、藤榮組織態も今までより、よりレベルの高いものになっていると考えられる。さらに2030年代はもう私の手の届かないレベルになっているであろうと想像できる。すると、なぜか日々の疲れも吹き飛ぶ。やるべきことさえ解っていれば主体性は生まれる。それが理解できるものは共に行動してくれるだろう。

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第149回 世界の生涯学習~アメリカ~

2017年02月19日

アメリカ合衆国では、民間のボランタリーな団体が主体となって多様な学習機会を展開してきました。1727年にベンジャミン・フランクリンがその仲間と共に結成したジャントー・クラブは、道徳や政治、自然科学などに関する討論を通して相互学習する組織であり、1731年にはフィラデルフィア図書館を設立するなど、文化向上に絶大な寄与をしました。

独立戦争後の19世紀になると、有用な知識を求める声は一層広がり、学習活動の組織化や、施設の設立がみられるようになりました。なかでも1826年にホルブルックらにより始められた、読書会や討論会などからなるライアセム運動は、無償公立学校の設置運動へとつながりました。スミソニアン協会など図書館・博物館の発展もめざましく、その設立にあたって民間からの寄付も大きな役割を果たしています。また、南北戦争後の1874年に始められたショトーカ運動は、成人から児童に至るまで様々な学習組織を生み出し、全米各地で爆発的な広がりをみせました。

アメリカ合衆国は多様な言語と文化を持つ移民・先住民で形成されています。特に19世紀末には南・東欧からの移民が急激に増加し、英語教育と市民教育によってアメリカ生活に適応させる“アメリカナイゼーション”が、公立学校や公立図書館、「コミュニティ・カレッジ」などを拠点に広がりました。「コミュニティ・カレッジ」とは、公立の二年制大学のことを指します。これらの大学はエリート向けの私立大学と違い、もともとは地域住民のためにつくられたため「望めばだれでも学べる」というポリシーを掲げています。そのため学費が安く、入学難度も低いのが特徴で、コミュニティ・カレッジの卒業後は、四年制大学に編入することもできます。

公私を問わず多様な機関が数多くの生涯学習機会を提供しているアメリカでは、成人の44%が職業や趣味に関する学習、第2言語としての英語学習等、何らかの学習機会に参加しています。しかしこの調査結果をより詳しく見ていくと、属性ごとに参加率に偏りがあることが分かります。例えば、高卒資格を持たない人は22%であるのに対し、大学卒以上の人は63%と、3倍近く差があるそうです。この結果から、教育を受けたものがさらに教育を受けようとするというのがアメリカの生涯学習の現状であります。

コミュニティ・カレッジの説明であげたように、四年制大学は学費が高く、仕事を辞めてから大学に通って学習するというケースも多いみたいです。学費の問題もそうですが、学習意欲のある人々に教育が行き渡る環境や、提供されている学習機会への参加率、そういった様々な“偏り”をいかに正していくかが今後の課題になっていきます。

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第148回 人生の意味は自分で決めること

2017年02月12日

人生とは何かということが盛んに言われますが、実際のところ自分自身の考え方や価値観により、いかようにも変わって見えるのが、人生というものなのです。

そして、自分自身で意味づけすることができるのが、人生というものであるということです。

この世界で起きている現象については、人によりまったく違った意味でとらえられます。

それは、人それぞれに異なる価値観を持ち、その現象のうちで自分に必要と思われるエッセンスだけを、脳がフィルターをかけて選び取るからなのです。

したがって同じことが起きても、人によって全く異なる受け止められ方をします。

そして、人生とは起きてきた物事への認識の集まりですから、自分が意味づけた価値観が、人生そのものとなるのです。

自分の人生は、自分で意味を持たせるという考え方が、非常に重要になってきます。

たとえば、「人生はお金だ」という価値観を持って、人生に意味を持たせるとします。

そうすると、人生に起こり来る出来事については、全て経済的観点から、脳に映るようになります。

したがって、経済的な価値観に支配された人生を送ることができるようになるのです。

また、「人生は人助けだ」という価値観を持って、人生に意味を持たせることもできます。

その場合であれば、人生にやってくる出来事は全て、どれだけ人の役に立ったか、どれだけ奉仕できたか、という価値観から脳に映し出されることになります。したがって、人助けを基盤とした人生を送ることができるようになるのです。

さらには、「人生は愛だ」と意味づけをしたならば、全ての事象が、脳内のフィルターを通して、愛に関連する物事として映し出されることになります。

 

以上のように、人生は、自分自身で選択し、意味を付加することができますから、「人生は無意味だ」という人は、根本から謝った考え方を持っているということが言えるのです。

寺澤

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第147回 早いか遅いか

2017年02月05日

複雑化しすぎたビジネスの現場では、一人でできる仕事は限られます。逆をいえば、一人では限界があるので、それぞれの長所を持ち寄って、1+1が2以上になるように効率を高めているのが、「組織」というものであり、「会社」というものです。他人との協力関係があってこそ、「会社」が存在する意義があります。
協力し合う場ですから、仕事においては、「依頼する」「依頼される」という関係がほぼ必ず存在します。
仕事が早いか、遅いか、は、「依頼する人」が語ることであり、「依頼されている人」が語ることはほとんどありません。依頼するときに、「期限」を伝えます。普通であれば、「期限を区切られている仕事」を優先的に考えます。
一般的には、その「期限」内に仕事を終えるように努力をします。この「期限を守る」というのは、待ち合わせ時間と同じようなものです。待ち合わせに遅れるならば、連絡するのがマナーですし、待ち合わせ時間よりもかなり前から待っているのもマナー違反です。仕事を依頼した人の期限に間に合わせることが大事であり、早すぎても、遅すぎてもいけないのです。それは、依頼した人の都合を考えるべきだからです。自分の都合を優先してはいけません。もし、優先したいのであるならば、頼まれたときに交渉すべきです。
遅い、というのは、依頼した人の期限に間に合わせることができなかったからです。すなわち、仕事が早いか遅いかを決めるのは、その仕事を依頼している人、その仕事ぶりを期待している人が決めることであり、自分のモノサシでは測れないのです。ですから自分のモノサシを外して、「依頼者」の要望を満たすことができたか、自分の役割を果たすことができたか、感謝されるような仕事ぶりだったか、という点を意識する必要があります。
仕事に限らず、人生において考えるときに、「速さ」か「早さ」のどちらかが求められているのかという判断が大切になります。しかし、この反対語はすべて「遅い」なのです。
「速い」というのは、スピードそのもの。動作・作用の進行にかかる時間が短いこと。
「早い」というのは、基準となる時間に対して、前であること。
ですから、「遅い」というネガティブなフィードバックに対しても、速度なのか期限に対してなのかを考える必要があります。
仕事においては、「早さ」のほうが「速さ」より重要な場面が多いでしょう。要は、期待に応えるということです。

 

山本

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第146回 気づいたこと

2017年01月22日

アメリカの憲法では法の上では皆平等となっている。これはあくまでも法の上ではである。つまり建前論である。日本社会でもそうだが現実には平等など生まれ持って無い。肌の色の差別、宗教の差別、所得の格差、男女の違い、学歴、国柄、言語、文明などなどいくらでもある。日本の社会の中でも現実ある。それを否定したのがマルクスで、資本論に基づいてレーニンがソ連邦を作りそのレーニンを抹殺したスターリンが最強の権力を握り、歯向かうものを何千万人と殺戮してきた。 スターリン死後権力は薄くなり1991年ゴルバチョフがついにソ連邦を解体したのである。結果資本主義社会が生き残り、格差社会・不平等社会が現在はびこっているのである。
我々の経営理念の中に「多くの人々の日常生活の……」という部分がある。これこそまさに格差社会の中で末端生活者つまり我々のような中小零細企業労働者のために活躍できるキッチン空間を提供しようという理念ではないか。お金がある人は一流メーカーキッチンを購入していただく。しかしそんな人はごく一握りなのである。大多数の人々のために我々は毎日自分の命をすり減らして労働するのである。これが大企業や官庁の方々との生まれ持って生活する方法の違っている部分なのである。だから生まれつき我々には暗黙の了解のもとに、労働者階級の仲間と共に生活していくのである。その仲間の社会の中にも実は上下関係がしっかりあるのである。
 我々中小零細で働く者は、言ってみれば末端階級者は、どこまで行っても自らをさらけだし、神経使い、体を張って生き抜くしかないのです。まさにその者の集まりこそが藤榮です。そんなの気に入らんと言っても、この呪縛から解き放たれることは一生無いのです。これこそ連綿と続いてきた環境なのであると、最近気が付いた。

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第145回 アメリカ トランプの言っている事

2017年01月17日

今朝もニュースでやっていました。

「中国の習近平国家主席は17日、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)で講演を行い、グローバル化や自由貿易の重要性を強調した。保護主義は自ら暗い部屋に閉じこもるとともに、部屋から光や空気を奪うようなものだと指摘。他国を犠牲にして自国の利益を追求すべきではないと述べ、トランプ次期米大統領を名指しこそしなかったものの、同氏の言動を暗にけん制した。」

アメリカは輸入関税を今後高くかけてくる。例えば今まで100円で中国から入ってきた物を45%UPで関税掛けると、仕入れ価格は145円となる。と、それを販売すると大体290円となる。以前は200円で売っていたものが290円になるのだから物価は1.45倍になる。ものすごい勢いでアメリカという国は物価が高くなって行く。それに合わせてアメリカ人の所得は必然的に高くなって行く。これが彼がやりたいことである。

日本に対しても同様な政策を取ってくる。と、自動車が輸出できなくなってくる。トヨタはますます現地生産に力を入れるようになる。必然的に国内の生産力は落ちてくる。我々中部地方はますます打撃を受けるようになってくるであろう。

また中国も輸出が減っていけば今まで日本に爆買いに来ていた連中も減る。製造業関連だけでなく、サービス業も悪くなって行くことが目に見えてきている。そこにアメリカFRBの利上げである。今年早々間違いなく利上げするであろう。と、日本との金利差に差が開き、為替でもダメージを受けることになる。まさに今年から踏んだり蹴ったりの日本・中国になって行くことが予測できる。これを人生の嵐と例えるなら、今は攻めではなく守りの時期となるのであろう。イソップ童話でいえば「ウサギとカメ」のカメ的生き方に徹する方がよさそうだ。

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第144回 世界の生涯学習~イギリス~

2017年01月15日

生涯学習という考えはヨーロッパから広まってきました。特にイギリスは「ゆりかごから墓場まで」の生涯にわたる継続的学習を指し、教育と訓練、義務教育と義務教育後の教育、教育機関での学習と職業訓練といった全てを包括する概念を持ち、生涯学習が積極的に展開される「学習社会」の実現を目指して、高等教育、継続教育、成人教育、職業・技能訓練などの施策として展開しています。

もともとイギリスでは非職業的一般教養教育といわれる職業技能の習得ではなく、精神を豊かにする教養の獲得こそが真の教育であるとされていました。しかし、第二次世界大戦後の国際競争力の低下による慢性的な経済危機や産業構造の急速な変化によって高い失業率に悩まされると、その構図は変化しました。非職業型・教養型の学習機会は縮小され、職業教育が重視される傾向が顕著になったのです。1986年には職業資格を整理し、5段階からなる全国職業資格(NVQ)が導入されました。また、1997年にはアカデミックな学力を評価する教育資格と職務遂行能力に関する職業資格を統合した包括的な資格体系として全国資格枠組み(NQF)が構築され、さらに2000年代になり欧州資格枠組み(EQF)がスタートするようになりました。そして、資格体系が整備されると同時に2012年には全国キャリアサービスが開始され、個人向けにキャリア構築に関する情報提供や相談が実施されるようになりました。この政策の背景には、持続的な職業スキル向上がイギリス経済の競争力を回復する上で重要であると同時に、教育へのアクセスを広げることが、失業者やその他排除された集団に新しい社会的経済的な機会を用意するのに役立つと考えられているからという理由があります。実際、1870年代に始まった大学教授陣を全国各地に派遣して一般民衆を対象に巡回講義をした大学拡張や、労働者教育協会(WEA)が行った労働者の学習要求に基づくように学習方法、クラスの自主管理、学習内容の主体的要求などを確立させたチュートリアル・クラスなど、働く人々に対して高等教育を提供することはイギリスの伝統として現在まで受け継がれています。

昨年イギリスはEU離脱を決定し、EUレベルにおける生涯学習の政策から直接の影響を離れ、新たにイギリス型の路線を模索していくことになりました。古くからの民族問題や移民問題に対し、今後どのように向き合っていくのか、今その真価が問われています。

岡田

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第143回 次に会う機会を作ること

2017年01月08日

人は、何度も何度も会ったり話をしたりしているうちに、相手に好意を持つという単純接触効果が確認されています。そのため、セールスなどではできるだけ数多く相手に会って、話をする必要があります。何度も会ったり話したりすれば、こちらに好意を持ってくれるからです。そして、好意を持ってくれると、商品も買ってくれるようになるからです。

しかしながら、この何回も会うということが、なかなか難しいことだと思います。現代人はみんな忙しくしているため、闇雲に何度も会いに行くと、うるさがられたり、嫌がられたりします。

そこで、何度も会いに行くためのしっかりとした理由が必要です。人間は、不思議なもので、理由があると納得するという心理を持っているからです。ですから、何度も会いに行くための理由が無いといけないのですが、その時に有効なのが宿題を作るということです。

もし、お客さんから何か聞かれたり、何か要望された場合、その場ですぐに答えて決着をつけるのではなく、あえて、「宿題とさせてください」と告げて、次に来る機会を作るのです。答えが分かっていたとしても、言わずに呑み込んで、あえて宿題を作ります。そうすると、宿題の結果を報告するため、という理由ができますから、相手も納得してもう一度会うことができるようになります。

したがって、セールスにおいては「宿題とさせてください」という言葉を口癖にしておくといいでしょう。そして、大事なことは、次に会う機会には、宿題の結果報告のみならず、さらに相手にとって有用な情報も用意しておくとよいでしょう。

そうすれば、さらに喜んでくれて好意を持ってくれますから、相手からの信用も高まり、この人なら会って話をしても良いと感じてくれるでしょう。

寺澤

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第142回 人生まずは健康、そして安全、次には目標を持っての前進である

2017年01月06日

以前勤めていた時、従業員さんがお辞めになるときにこう言っていた。「この会社は自分の思い通りにならない」と。えらく立派なことを言われたが、皆さん方の中で人生が自分の思い通りになっているという人が大勢いるだろうか?思い通りになる人生なんてあるのだろうか?

人生なんて挫折と苦労と反省と前進の果てに、かすかな光が差してくる程度である。それもかすかな光が見えてくるのは50代に突入したころではないか?しかし、そのかすかな光も残り僅かなのである。きづいた時にはもう消える時が近いのである。だから10代.20代で思い通りに行く人生を送っている人は素晴らしいと率直にそう思う。

社長が言っているのは「私の人生は勘と運で生きてきた」ということです。勘だから理屈がない。勘だから失敗も多い。勘は考えて判断していないからなのであろう。そこには、その時代と環境の流れる空気つまりでカバーしてきたと言っている。

あなたがあるとき腕が痛くなって医者へ行った。すると医者は「あなたの腕はガンです。今腕を切り落とせば生命は持ちこたえれます」と言われた。さてどうする。腕を切り落として片腕になって生活するか、片腕になるぐらいなら死を選ぶか。

人生は出会いがあり、そして別れが来る。その間一緒に居られる時間が長いかそして深いかの違いで、必ず別れは来る。たとえそれが嫌いな相手でもである。どうしてもあの人と一緒に居たい。離れたくない。その時媚びるか?はたまた吹っ切って、新たな出会いを求めるのか?

もちろん媚びて生きる時もある。過去を取り戻そうとするときもある。しかし取り戻せないことがほとんどである。これが「覆水盆に戻らず」なのである

人生は常に旅である。「この会社は自分の思い通りにならない」と思ったら、新たな挑戦つまり自分で思い通りになる会社を作るべし!成功を求めるべし。とても私ではそんなことはできないが……。自分でも自分が思い通りになっているとは思っていない。だから思い通りに生きたいというのにはあこがれる。彼なら迷わず腕を切り落とさずに人生を楽しんで死ぬだろう。

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第141回 1年の計は元旦にあり?

2017年01月01日

明けましておめでとうございます。
2017年となり、「今年こそは目標を立てて頑張るぞ!」と意気込んでいる人も多いのではないでしょうか。しかし「去年も同じこと言っていた気がする」と思っている人も同じくらい多いはず。どんなに立派な目標を新年に立てたところで、実現できなければ意味がありません。
「1年の計は元旦にあり」とありますが、1年間でやれることはあまりにも多すぎるため、元旦や正月休みでは時間はあれど、きちんと練られた目標を立てるのは難しいです。1月に「目標を立てよう!」と思い立ったら、3月末までに計画をしっかり練って、4月から実行できるように準備しておくのです。意気込んで決めた目標は多くの場合、分不相応になりがちです。冷静な頭で目標を立てるためには、ある程度の冷却期間が必要となります。
仕事の計画の立て方として、新しいアポイントメントやタスクが発生した時は時間を作ってまとめて書くのではなく、その場で仕事の手を止めて書く「ちょい書き」をすることで、ちょっとした時間にそれらを見直し、「単に思いついただけ」なのか「見直してもやっぱりやりたいと思う」のかを見極めていきます。そうすることで無駄な時間と出費を抑えることができます。
1年の目標を立てるにあたり「苦手なこと」や「避けてきたこと」を掲げがちですが、これは結局実現できない目標になってしまいます。そうならないためには目標にワクワク感がなくてはなりません。だからこそ「ちょい書き」で自分が本当にやりたい目標を厳選しておく必要があるのです。
数字などを使ってできるだけ具体的にするのは、目標を決める場合の常識です。しかしだからといって数字にすればそれでいいわけではありません。例えば人脈作りを目標にするなら、「100人の他業界のビジネスマンと知り合いになる!」ではなく「1ヶ月に1人と知り合いになる」程度にしておく。そうすれば途中で息切れすることなく、目標を着実に実現していくことができるはずです。
年始や元旦の勢いで目標を立てるのではなく、肩の力を抜いて身の丈にあった目標を決めるのが「失敗しない目標の立て方」です。しかしこのユルめの目標の立て方においても、世間一般で言われる目標設定の基本は同じ。数字による具体化はもちろん、「短期目標・中期目標・長期目標」という目標を細分化するのも大切です。大きな目標だけを決めても、達成の喜びをなかなか味わえないので長続きしません。小刻みに達成感を味わえるように中期・短期目標を設定する必要があります。また目標に期限を設けることも忘れてはいけません。いくらユルめの目標でも「いつか達成しよう」ではダメです。きちんと日付を入れて、それに向かって行動できるようにすることが大切です。

 

山本

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過去の日記

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