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第137回 変化する

2016年12月04日

今年も残すことあと一カ月。今年を振り返る時であり、来年の目標を考える時でもあります。

変化することを目標にする人も多いのではないでしょうか。
変化は意識するだけでは難しく、行動することが重要になります。また、今までの延長線では、小さな変化しか実現できません。

突然ですが、ホモフィリーという言葉を知っていますか?

ホモフィリー(同質結合原理)の法則とは「人間は誰しも自分と良く似た人々と一緒に時間を過ごしたがる傾向がある」という法則です。

つまり、この法則通りに生きていると大きな変化ができません。同じような人だけとの付き合いだと無難な選択しかしませんから、できるだけ違うタイプの人ともコミュニケーションすべきなのです。大きな変化をしたいのならば、環境を変えるのが一番です。変わりたいと思っても人はなかなか変われません。いつも同じ人と付き合っていると一緒に同じ行動をしてしまうので余計に難しいです。行動を起こすためには、自分を追い込むことも時には必要なのです。

例えば、禁酒を決めたとしましょう。

まずは付き合う人を変える為に、飲み友達との関係はすべてやめる。行く店も変える。飲まない環境を選択し、夜型から朝型のライフスタイルにシフトする。単に意識を変えただけでは、変化はできません。自分の環境を変えて、どんどん行動すべきなのです。

今までとはレベルの異なる生活を送ることを覚悟しないと変化することはできません。

大きく変化したいなら外国に引っ越す、恋人と別れる、キャリアを変えるなど思い切った選択をし、行き方を変えるしかないのです。その際、今までと違った人たちと付き合うというのも選択肢の一つです。自分とは違った思考の人、自分より若い人、アクティブな人と付き合うことで自分の知らない世界に気づけ、行動を変えるヒントをもらえます。これからの時代は変化しなければ、世の中の動きにすぐについていけなくなります。人脈を多様にすることが、変化のための鍵になりそうです。

あなたを知らない世界につれていってくれるのは、あなたの知らない世界の住人だ。(マルコム・グラッドウェル)

 

山本

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第136回 切磋琢磨

2016年11月26日

「切磋琢磨」という熟語は「切するが如く磋するが如く、琢するが如く磨するが如し」という言葉を縮めてできたものです。これは孔子の弟子の子貢が言った言葉です。孔子と子貢が話していたとき、子貢が詩経にうたわれているこの言葉を引用したところ、孔子が「それでこそおまえと一緒に詩の話ができるね」と喜んだという話が論語におさめられています。「切するが如く磋するが如く、琢するが如く磨するが如し」の訳は諸説ありますが、金谷治さんの『論語』(岩波文庫)の解説によると、「切」は骨、「磋」は象牙、「琢」は玉、「磨」は石を磨くことであり、つまり象牙や玉、石など磨き方にはいろいろありますが、そうやって磨いていくとピカピカに美しくなっていくという意味です。ここからイメージされるのは、最初はあまりきれいでないものをあちこち削り取ったり磨いたりしているうちにピカピカになる、その変化に目を見張るものがあるということです。そうして自分の道に励んで修養を積むことを「切磋琢磨」というようになりました。たとえ辛く苦しくとも自分を磨いていけば必ず伸びていけるのです。

現在では、仲間と競い合うことによってさらに自分を向上させていくという意味が広く知られていますが、本来はひたすらに自分を見つめ、学問、精神、人格を磨き、今の自分よりもさらに自分を向上させていくことです。とはいえ、たった一人で磨き続けるのは強い精神力を必要とするので難しいものです。そこで友人や同僚などと互いに励まし合い共に向上していくことが大切になるのです。

しかし今の自分はどのくらい成長したかということが自分自身ではわかりにくく、客観的に成長度合いが見えるものではないので、自分を磨くということは気持ちが萎えて怠惰に流されやすいものです。したがって、これ以上は頑張らなくても良いなどと、現状に満足してしまうかもしれません。だからこそ、自分自身を叱咤激励してくれるこの教えには価値があると思います。

近藤

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第135回 公民館職員について

2016年11月20日

図書館や博物館に司書や学芸員がいるように、公民館にもちゃんとした「公民館職員」がいます。文部科学省の「公民館の設置及び運営に関する基準」の第8条では「公民館に館長を置き、公民館の規模及び活動状況に応じて主事その他必要な職員を置くよう努めるものとする。」とあります。つまり、公民館には館長とその他必要な職員が配置できるように定められています。この職員の中に「公民館主事」という役職があります。「公民館主事」とは、館長の命を受け、公民館の事業の実施にあたることとされています。また正規の職員の他に、非常勤の職員を置くこともできます。公民館の職員になるには、市町村の職員(公務員)として採用される必要がありますが、指定管理者制度で運営される公民館職員の採用は、指定管理者が行っています。また、義務ではありませんが、公民館の職員となるにあたっては、大学等で社会教育に関する科目を履修することが望まれます。この社会教育に関する科目は、公民館で働く人に限らず、公務員や教職、また司書や学芸員の資格を取るために必要な科目となります。また、現職の公民館職員には、国、都道府県、市町村、全国公民館連合会、都道府県公民館連合会などの主催により、個別のテーマや経験年数ごとに、様々な研修機会が与えられています。しかし最近では、職員研修を実施していない市町村もあるみたいです。公民館の職員について、第8条には「公民館の館長及び主事には、社会教育に関する識見と経験を有し、かつ公民館の事業に関する専門的な知識及び技術を有する者をもって充てるよう努めるものとする。」ともあります。1960年代から1970年代にかけて、全国各地の市町村が公民館職員として専門職採用をした時期があったのですが、1960年代後半から各地で専門職員が相次いで不当配転されるとい事態が起きました。社会教育や公民館活動に識見を持った職員が配置されることによって、素晴らしい実践が取り組まれる。この当たり前のことが自治体に理解されず、逆に意図的に専門職員を実践の場から排除する政策が推し進められるようになっていったのです。現在では、公民館職員として専門職の採用を継続している自治体は極めて少ないようです。その代わりに知識のない職員が配置されるという現状にあります。市町村の合併や、それによる公民館の廃止、職員体制の後退など、公民館の職員に対する問題は溝が深まるばかりです。公民館職員の問題は、公民館自体の問題を考えるときの基本です。そして、こうしたあらゆる課題を整理し、克服するために、公民館の職員についてより深く考えていかなければいけないのです。

岡田

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第134回 好意を持ってもらうこと

2016年11月13日

人間誰しも、嫌いな人から物を買おうとは思いません。そのため、商談を成立させるためには、好意を持ってもらい、好きになってもらう必要があります。

では、どのようにすれば、好意を持ってもらえるでしょうか。

いろんな方法がありますが、「聞き上手は好意を持ってもらえる」ということです。人間誰しも、話を聞いてもらえると、スッキリしますし、聞いてくれた人に対して、とても好意を持つものです。

トップセールマンと呼ばれる人たちは、自分から話をすることが少ないということをご存知でしたか?彼らは話をするのが上手なのではなく、相手に話をさせる、相手から話を聞きだすのが上手なのです。いろいろと話をしてしまった後は、スッキリして聞いてくれた人物に好意を持ち、その後でセールスの話をすれば、かなり高確率で成功するものです。

ここで問題になってくるのは、どうやって話を聞きだすかです。上手にやらないと、質問責めになって、刑事の尋問みたいになってしまいます。

そうではなく、自然にさりげなく進めていく必要があります。

まずはきっかけが必要ですが、そのあたりは、天気、ニュース、スポーツなど、一般的な雑談でジャブを打ちましょう。後は、相手の興味のあることや趣味を調べておき、その話題にうまく持っていくのです。

人間誰しも、自分の興味のあることや趣味については、ぺらぺらとまるで人が変わったかのように話し始めます。そして、相手の興味のあることや趣味について話をさせて、スイッチが入ってしまえば、もうこっちのものです。うまく相槌を打ち、話したいことを全部吐き出させてしまうのです。

そうすれば、話し終わったらスッキリして、あなたに好意を持ちますし、「なんの話だったっけ?」という感じで、セールスの話も切り出しやすくなります。

また、セールスの話をしていても、好意的に聞いてくれますから、商談も成立しやすくなるのです。

 

寺澤

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第133回 マネジメントスキル

2016年11月06日

ひと口に「マネジメントスキル」といっても、職業や職種によって、かなり多岐にわたります。

なかでも、部下や同僚、職場のスタッフを上手に管理して、業績を向上させる能力が代表的なものではないでしょうか。また、個々のスタッフの能力を高め、できるだけ費用と時間をかけないで、一定期間内に目標を達成させるということも、マネジメントスキルのひとつです。

経営管理的なスキルと、コミュニケーション力、交渉力などのヒューマンスキルを含めたものまでをマネジメントスキルとする場合もあります。

マネジメントスキルというのは、経営管理・人間関係の円滑化を含めた、ある意味「仕事に対する総合的な能力」ともいえます。ですから、どちらか一方ということではなく、両方の能力を身に付けることが望ましいでしょう。

経営管理的なスキルとしては、就業している企業の分野で必要とされる基礎的な専門知識はもちろん必須。可能であれば財務、マーケティ ング、研究・開発など、関連するほか部署の現状を把握しておくことも、自分が管理する部署の業績を向上させる要素となります。ヒューマンスキルは、職場内の人間関係の調整、部下の育成などが中心になります。ただし、上から叱咤激励するだけでなく、同じ目の高さで、相手の意見や提案に耳を傾けることは忘れないようにしたいものです。

マネジメントスキルをアップするには、書籍などを読み独学することはもちろん、セミナーや研修を受講する方法などがあります。組織のマネジメントは、「制度やしくみを整備することによる取組み」「個人のやる気を喚起するための取組み」に大きく分けられます。

通常業務においては、後者の割合が高いといえるでしょう。部下や同僚など、自分が管理するスタッフの向上心を高めるためには、「部下の存在意義を認める」「知識・スキルの習得を促す」「良好な人間関係を構築する」ことがあげられます。なかでも、「部下の存在意義を認める」ということは大切な要素。人間は「自分がいてもいなくても、何も変わらない」という思いにとらわれると、やる気を失ってしまいます。逆に、存在意義を認められれば、自分の存在に自信が持て、よりいっそう業務に取り組む意欲がわいてくるものでしょう。

部下ひとりひとりのモチベーションを高く保てるようにするのは、リーダーの役目。日ごろからマネジメントスキルを磨き、いざという時に効果的に生かしたいものです。

 

山本

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第132回 能力アップは時間しかない

2016年10月27日

能力は「質X時間の2乗」となることは何度となくお話している。つまり能力を高めるためには勉強も大事だが、そのものに対する投入時間を他人の倍にすることしかないということである。そこで感じる「最近仕事の中身が濃くなってきた」こんな時はその仕事に対して時間を多く投入して解決して行けばおのずと能力が上がり、今までよりも効率よく処理することができるようになりまた元の時間に戻っていく。最近仕事が楽になってきたと思う人はこの「質が上がった」か、または「やっている仕事の内容が今までよりも楽になった」かである。質が上がったのではなくて楽になった人は「責任が減った」ということだから、「周りから期待されることが減っている」と言い換えてもよい。期待されてこそ我々は前向きに考える力が湧いてくる。期待されるように踏ん張るときは踏ん張るしかない。

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第131回 記憶のメカニズム

2016年10月22日

一度学んで頭に入れたことも、しばらく放っておくとさっぱり忘れてしまうというのはよくあることでしょう。19世紀後半ドイツの心理学者エビングハウスは、自ら被験者となって時間経過による記憶の定着率を測定しました。彼は無意味な言葉を暗記して、その後時間の経過とともにどのくらい想起できるかをグラフ化したのです。忘却曲線と呼ばれるそのグラフによると、暗記したその20分後には42%、1時間後には56%、1日後には74%、1週間後には77%、そして1ヶ月後には79%忘れてしまうという結果になりました。1日も経てば7割以上のことが記憶から消去されてしまうのです。人間の脳は進化の過程で「忘れて脳を整理する」ことを覚えましたが、ゆえに人間は覚えた事をすぐに忘れてしまうのです。

では忘れないようにするためにはどうしたら良いでしょうか。それには復習が最も大切になってきます。半分くらい忘れた頃にもう一度記憶しなおすことによって、それまでよりも長い期間、記憶を保持していられるようになります。勉強した内容を1日で74%忘れていたのですが、復習することによって、74%忘れるまでの時間が圧倒的に伸び、1ヶ月程度記憶していられるようになります。忘れたら復習、また忘れたら復習と同じことを繰り返す事で、最終的には、忘れるまでのスパンがどんどん伸びていくのです。

しかし復習と言っても、知識を何度も頭にインプットするだけではあまり効果がありません。もちろんインプットも大切ですが、それだけでなく、アウトプットすることも記憶力に大きな効果があります。例えば自分が学習していることを家族や知人に話すには、自分がその内容をきちんと理解していることと記憶を思い出すことが必要となります。アウトプットするとき、私たちは記憶を参照して情報を取り出そうとします。何度も情報を出し入れすることで、記憶が鍛えられてより強固になるのです。インプットとアウトプットを繰り返し学習とは、暗記と問題演習の繰り返し学習とも言えます。

人間は忘れる生き物であるがゆえに、復習することが必要不可欠となってくるのです。

近藤

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第130回 公民館が建てられた三つの理由

2016年10月16日

以前生涯施設について博物館や美術館、図書館を説明しました。他にも生涯学習を支援する施設は沢山あります。公民館やコミュニティセンター、スポーツセンターなど、様々な施設があります。その中でも、公民館は誰でも一度は使用したことがあるのではないでしょうか。

最初に公民館が建てられたのは戦後直後で、社会教育施設の一つとして教育基本法に位置付けられました。また、1949年に社会教育法でその目的、事業、運営のあり方が規定され、社会教育を担う中心的施設としての役割が与えられました。その公民館が建てられた背景には三つの理由があります。

一つ目は「民主主義と平和主義の理念を身に付ける」ため。二つ目は「文化の香高い人格を磨く」ため。この「文化香高い人格」とは、「主体的に物事を考える人格」、「自分の考えを他人に伝えることができる人格」、「他人の意見を聴くことができる人格」、「他人と一緒に行動できる人格」のことをいいます。三つ目は「地域に産業を興し、地域の政治を立て直し、地域の生活を豊かにする」ためです。この三つの理由には公民館を造る元となった「寺中構想」が関わっているのですが、構想された時代が古いといって蔑ろにしてはいけない基本的なことだと思います。実際、民主主義や平和主義を学習・理解するために、公民館はそれらしいことを私たちにしてきたでしょうか。私の地域ではそれらしい活動はされていません。また、二つ目の理由にある人格を作るには、地域の人々がお互い協力し合わないとできません。学校で習うような当然のことと思うかもしれませんが、これは個人の性格というより、集団行動の中での人格のことだと思います。そして、三つ目の理由に関しては、これは地域の人々だけではなく公民館の職員や、政治家などが関係してきます。それ以外に、その地域の特色を知ることが重要になってきます。

何気なく地域にある公民館ですが、このように様々な役割があることが分かります。その一つ一つが生涯学習に関わるものです。公民館は国民が学ぶ権利を保障する施設です。しかし、現代では市町村合併など公民館の必要性が問題視されています。そしてこれからの時代、生涯学習施設の立場としてどのような取り組みをしていくかが課題になってきます。

岡田

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第129回 悩んでいることや困っていること

2016年10月12日

人間は誰しもが、「こんないい商品があるんです」とか「すごい商品があるんです」とか言われても、自分に関係なければ、「ああ、そうですか」で終わってしまいます。

しかしながら自分に関係のあること、特に自分の悩みや困っていることを解決してくれる商品であれば、食い入るように話を聞いてくれますし、購入に結びつくようになります。

悩みや困っていることがあると苦痛であり、日常生活にも支障を来たします。そのため、どうしてもそこから抜け出したいし、問題を解決したいといつも思っているのです。困っていることや悩みを聞きだすことができれば、どの商品を必要としているのかが分かり、成約率が高い提案をおこなえるようになるのです。また、悩みを解決してくれるのであれば、少々高くても買ってくれます。

では、どのようにして悩みを聞き出せばいいかなのですが、「お困りごとはございませんか」とか、「悩んでいることを教えてください」なんて言っても、まず答えてくれません。そうではなく、いろいろな角度から雑談をぶつけていき、さりげなく質問をして抱えている悩みをあぶりだしていくのです。

例えば、褒めるということも、悩みをあぶりだすテクニックのひとつです。日本人は褒められると謙遜して「いやいや、実は・・・」とポロッと悩みを言ってしまうことが多いのです。

「とっても健康的で若々しいですね」と褒めると、「いやいや、これでも先月肝臓をやられましてね、困っているところなんです」んて、困りごとを教えてくれることがあります。この場合は、肝臓にいい健康食品やサプリメント、肝臓に負担をかけない食べ物や、肝臓を強化する健康器具などがオススメできます。

 

今までの時代では、売れる商品を誰にでもゴリ押しで売ることができましたが、これからの時代は、悩みや困りごとを持っている人に、その悩みや困りごとを解決する商品を提案することが必要でしょう。

寺澤

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第128回 人生はマラソンである

2016年10月05日

そもそも「マラソン」という競技に出るかどうかがまずもって第1に大事になる。中に居る「私はいいです」体裁からなのか、もともとほかに目的があるのか。何度も言うが人生、つまり人が生きていくにはお金が要る。

まだ両親と一緒に暮らしている間、また独身でいる間は「お金」という感覚はあまりしっかり身につかない。しかし家庭を持ち子供が2人になってきたあたり、それが高校生になってくると「お金が金に代わり、次は銭」という感覚になって行く。つまり「親の人生は子どものため、そのためには「銭」がいる」である。

それが動物としての生業だとするなら「マラソン」という競技に挑むことになって行く。つぎは「マラソンのメンバーの中でどれぐらいの位置にいたいか」を考える。真ん中より上なのか、下なのか。

真ん中より上ならそもそもスタートダッシュから真ん中より上の中で走らなければならない。ビリから走って上位に食い込むことない。

ここで「人生とはマラソンである」になって行くのだが、目標を真ん中に持っている。練習もそれなりのタイムをめざす。しかし練習して行くに連れて「自分は真ん中にはなれないぞ」と分かる時が来る。それはすぐにはわからない。努力が足りないとか、先生が悪いとか、経験がないとか運が悪いで済まされていくからである。しかしあるとき気が付く。「真ん中は無理だ。もう少しレベルを落とそう」、または「いやー真ん中どころか、上位クラスを求めよう」と。これにご本人が気付くのに時間がかかる。だから「マラソン」となる。気が付くのに時間がかかるのである。

しかし先生は解っている。

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