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2016年04月03日
2016年03月27日
普段、私たちの周りには多くの色があります。例えば、あなたが何気なく選んだ服の色などからもあなたの心身に多大な影響を与えるという考え方が色彩心理学と言います。
この中で好きな色を選んでみてください。
白・黒・赤・青・ピンク・紫・オレンジ・緑・黄
それぞれの色について色彩心理学的に説明をすると、白は「純粋さ」「すがすがしさ」をイメージさせる色だと言われているので、白を好む人は無意識にそう見られたいという願望がある事になります。ただし、白は行き過ぎると高潔すぎて近寄りがたい印象を与えてしまうそうです。
白の対極の黒を選んだ人は、感受性が鋭く他人からの指示されるのを嫌う傾向があるそうです。また、黒には重量感と高級感を与える色でもあります。なので黒い箱を持ち上げると実際よりも重く感じるそうです。黒は最も暗い色のため、主役の色を引き立たせ、鮮やかに見せる効果があるのでおせちや寿司などの容器によく使われているそうです。
赤を選んだ人は行動力はありますが、少し感情の動きが激しく情緒不安定になりやすい傾向があるそうです。赤は膨張色とも言われ、実際よりも大きく見せる効果もあります。赤のような暖色系の色には時間の感じ方を早くさせるそうです。
青を選んだ人は物静かで安定した気持ちを持っているとも言われ、上下関係などを重んじるとも言われます。心身を落ち着かせ集中力の継続を助けるので、単純作業や頭脳労働の場所で使うと集中力を乱さず、冷静な判断で、飽きずに的確な仕事を進める事ができるそうです。赤とは逆に時間を遅く感じさせる効果もあります。
ピンクを選んだ人は穏やかで安定した気持ちを持ちますが少し依存心が強い面があるそうです。
紫を選んだ人は高貴なもの絵のあこがれが強い人であり、裏を返せば少しうぬぼれが強い人になるそうです。世の中が不況になってくると紫が流行する傾向があるそうです。
オレンジを選んだ人は活発だが八方美人で広く浅い人間関係を好むそうです。また、不安や恐怖、プレッシャーに押しつぶれそうな時に心のバランスを保つ効果があるそうです。
緑を選んだ人は保守的・受動的な人で、自分から積極的に動き出す事が苦手な傾向があるそうです。緑は暖色や寒色の属さない中間色なので見る人に安心感を与え、心身のバランスを整える効果があります。
黄色を選んだ人は知的好奇心が強く、新しい物が好きな人になります。また、黄色は最も目立つ色で、自己アピールや目立ちたい時に有効な色となります。
自分が無意識に選んだ色は今の自分の心理状態を表わすので一度自分の周りの色を見直してみたり、そうなりたい色と思う色を身に付けたり身近に置いたりするのもいいかもしれません。
福田
2016年03月20日
生涯学習の場として、義務教育以外に生涯学習センターや、放送大学等がありますが、博物館や美術館もこの施設に該当すると言えます。
博物館や美術館は、小学校の教育や個人の趣味として利用する機会が多いと思います。子供の時に学校の教育としてそのような施設に行くのと、大人になってから行くのとでは、感じ方や捉え方は大きく変わります。子供の時には理解できなかった事が理解出来たり、子供の時は純粋に感動した物が大人になるとつまらなくなったり、感じ方は人それぞれでしょう。博物館や美術館は、大人になってからでは余程興味がなければ行く機会も少ないと思います。しかし、このような施設は生涯学習の場として利用できるのです。そして、生涯学習に力を上げている地域は、町を挙げて積極的に取り組んでいます。博物館や美術館は、地域に根付いているものも多いです。歴史館や資料館は、その土地のことを学ぶのにうってつけと言えるでしょう。
何かを学習したいけど、わざわざ大学に通ったり、学習センターに行くのは気が進まないという人は、一度博物館や美術館に行ってみるのも、一つの方法だと思います。そこで新たに学習する意欲が湧いたなら、そこから自分のしたい物を学習すればいいと思います。「偶発的な学習」は、学習活動そのものには入らないかもしれませんが、それは「意欲的な学習」にいつか変わるのです。
岡田
2016年03月13日
脳は大きく3つの部分に分けることができる。
一番奥に位置する最も古くからある脳幹。脳幹は生命の維持を司っていて、心臓の拍動や呼吸、さまざまな反射運動もコントロールしている。まさに生きるための脳=「生命脳」と呼ばれる。
脳幹の外側にあるのが次の時代に誕生した大脳辺縁系。記憶、好き嫌い、やる気などを司っています。ここはたくましく生きるための脳=「動物脳」と呼ばれる。
最も外側が大脳新皮質。人間の脳は特にこの部分が発達している。ものを考えたり、感じたりする働きをしている。この巨大な大脳新皮質によって人間独特の文明・文化を築いてきた。うまく生きるための脳=「人間脳」と呼ばれる。
そして脳の最も外側の大脳新皮質は、論理的な思考が得意なため、ここから出てきた人間の言葉というものは、非常にウソが多く信頼に足りるものではありません。
また、脳の中層にある大脳辺縁系は、本能に根ざした指令を行いますので、大脳辺縁系から出た行動には、ウソがないということです。
大脳辺縁系から出たしぐさを見れば、人間の本当の気持ちが分かるということなのです。大脳辺縁系から出た本能的なしぐさが最も出てくるのは足であり、次に多いのが腕なのです。
まさに、本当の気持ちが表れるのは、言葉や顔の表情ではなく、足であるということが言えるのです。
たとえば、嫌な相手と出会ってしまった時は、顔は笑っていて、言葉は社交辞令を言っていますが、足は逃げたい方向に向いているものです。また、何かの脅威や恐怖を感じたときは、足は非常にあわただしく動き出し、今にも逃げ出したいような動作をします。
ではなぜ、足のしぐさが本能と密接に関わっているのかと言いますと、足は逃走するために必要なものだからです。
もし、外敵に襲われた時に、どうしようか考えていたら逃げるのに遅れて、外敵に食べられたり、殺されたりしてしまいます。
したがいまして、外敵に襲われた時には、何も考えることなく、スピーディーに本能的に逃げることができるように、足への指令については本能の直轄となっているのです。
生きていくにはコミュニケーションは欠かせません。人間の心理を正確に判断するには、相手の言葉や顔の表情と、手足や腕、胴体の動きが一致しているかを見ることです。
山本
2016年03月04日
昨年は8/1からスタートしたが今年は3/1からの様である。今年は新卒採用活動を始めて3年目に入る。一昨年が3人、昨年が3人、そして今年は2人フレッシュマンが入社してくれた。残念なことにこの内1名は1年以内に辞めた。職場は一生そこで自分の大切な時間とお金をかける場所だから「あかん」と判断したらそれは早い方がいい。善は急げだ!社会は学校と違って競争相手の層が広がる。学校は同じ学年だけだったが、社会は年齢など関係ない。どこの学校出たとか家系がどうだとかも関係ない。働いた結果、そしてその結果が会社が認められた者のみが這い上がれる。 仮にその会社で優秀と言われてもその会社の存続が短ければ一生を預けたつもりでもかなわない。またその企業態が先細りしていくようならばそれもいずれ存続しない。だから就職するときにどんなところに入るかが大切になる。
私が子供のころそろばん塾、習字塾へ行くことが当たり前だった。昔の「読み書きそろばん」の世界である。ところが今は全部PCがやってくれる。そろばんを持っている人は見たことない。そろばん作っていた会社はほとんどない。そろばん塾もない。これが世の中の変化というものである。
こんなこともある。一時期葬儀業が流行った。しかし今は家族葬が流行りつつある。お金も掛けない。墓もいらない。こうなりつつある。我々の業界も25年前は安城に2件、碧南に1件、豊田に1件、稲沢に1件、岐阜に1件、守山近辺に1件、岩倉に1件可児に1件まだまだあったと思うがどんどんつぶれていった。どの工場も我々の会社藤榮よりも圧倒的に従業員さんの人数も多く工場も大きかった。ネームバリューも技術力もあった。しかしつぶれた。それだけ単品流し台はシステムキッチンに変わりまたアパートからマンションへそして建売住宅へと生活が変化していったのだ。
世の中の変化によって職場の中身も存在も変化する。だから我々は存在を確保するために絶え間なく変化し続けるしかない。そうでしか生き残れない。生活できない。まさにダーウィンの世界である。「もっとも強いものが生き残るのではない。最も賢いものが生き残るのではない。その時代に適応できたものだけが生き残るのである」
心底新入社員の方々が入社してくれると嬉しい。しかし会社として安心できるのは最低5年務めたころからか?まずそれまでが勝負!それまで勤めていれば一人前の道がやっとスタートすると言っていいだろう。
2016年02月28日
いつもの年なら3月に入ってからピークを迎えるのですが、今年は2月前半から始まりました。まず始まったのが業務用の別注品です。非常に見積もりが多く、見積もりするのにいっぱいいっぱいでした。次に始まったのが物件です。流し台+ガス台+吊戸棚のセット商品です。藤榮は工場が狭く物件商品の保管場所がほとんどないので苦労しましたが、何とかこれも無事収まりました。
明日から3月になろうとしていますが、3月はミニキッチンやハーフキッチンが季節がら多く出荷する時期であります。特に最近は置型タイプのヒーターが出るようになってまいりました。このヒーターはアイリスオーヤマさんから直接仕入れることができましたので、大変お値打ちに素早く提供できるようになりました。これからは埋め込みタイプではなく置き型のキッチンが増えていくような気がいたします。
3月を迎えるともうすぐ春。新入社員も今年は2名入社してまいります。素早い能力アップは始からしっかり「しつけ」を行うことであります。社会人は言われたことができることよりも、言われたことをやろうとする姿勢が大切であります。「あの人は一生懸命に仕事をしている」と見えがちな人も実は前向きさに欠けるとどうしてもいずれ会社から取りこぼしに会っていく。それは世の中が変化するにつれて会社も変化する、それに合わせて働く側も変化する必要があるからで、その為には自分を伸ばそうという意欲的な姿勢が大切になるからです。その姿勢を試すのには「しつけ」が一番わかりやすい。「反抗的な態度な者」「いわれても出来ない者」はどちらにしても会社に合わない。合わない場合はお互いに早く結論を出すことがよい。世の中いやいやずるずる程無駄なことはないからである。
結論→即戦力とはしっかりしつけすること、そしてそれにぞぐわないものはお互いにすぐ結論を出すこと
2016年02月21日
アドラー心理学では「他者貢献」が大切だとされています。人間は共同体の中で生きているため、最大の不幸とは「自分は皆に必要とされていない」「自分がいなくても社会は関係なく回っていくのでは」と言うような孤独感だとされています。その逆に、人にとっての最大の幸せとはその真逆の「みんなに必要とされること」となります。
例えば、他人が喜ぶ事をするのは本人にとっても嬉しい事のはずですし、ビジネスに関しても「お金のため」というのも目的の一つだと思いますが、「人を幸せにする」というのは本人にとっても喜びとなるため仕事をする人もいると思います。だからこそ簡単に幸せを感じる方法とは、シンプルに他者に貢献する、つまり相手から「ありがとう」を作り出すことになります。
幸せになる方法は、相手から必要とされる事と言いましたが、これは厳密にいえば「他の人の役に立っている」という自己満足感を抱くことになります。つまり、他人の評価は関係などなく、その行為の結果「嫌われてもいい」と言うことです。別に「嫌われてもいい」というのは「わざわざ嫌われる事をしろ」と言う意味でなく、「自分が良かれと思って何かしたことが結果的に誰かに嫌われても気にするな」と言うことです。
ここで一つ例を上げると、あなたが電車で年寄りの方に席を譲ろうとした場合を考えてみると、席を譲ったら相手からは「ありがとう」と言われ相手は席に座る事が出来ますし、自分も相手から「ありがとう」と言ってもらい席を譲ってよかったと幸せを感じる事ができると思います。しかし、中には自分を年寄り扱いしているのかと怒ってくることもあるかもしれません。これは人間の感じ方は千差万別、たとえ100人に同じ親切行為をしても10人くらいはイヤがる人がいるかもしれないからです。なので、そのイヤだと思う10人の事ばかり考えて行動を起こさないよりも、90人から感謝をされるように行動することが大切だということです。
さらに重要なのは完璧を求めない事です。ここでの完璧とは、全員に好かれようと思うことを指します。他人の顔色ばかりを見て完璧を求めていては、それは自分の人生ではなくなってしまうので、それなら60、70点でも相手のために行動すれば、もし間違えたとして相手から悪口を言われたとしてもその改善点を見つけ、今後より良いものにしていけばいいので、相手からの悪口を恐れて完璧を求めて行動を起こさないのではなく、どんどん行動していくことが大切となります。
福田
2016年02月14日
「生涯学習」という言葉を知っていますか?
「生涯学習」とは、人々が自発的に「自己の充実」、「生活の向上」、「職業能力の向上」の為に、学ぶ内容を選び、充実した人生を送ることを目指して生涯にわたって行う学習のことです。
まず「自己の充実」とは、自分を見つめ、内容を豊かにする学習で、具体的な活動としては、読書、健康づくり、お稽古、ボランティア等が挙げられます。
次に「生活の向上」ですが、これは私たちが日々暮らしている生活の場面を、改善・向上させていこうとする営みのことです。生活場面は個人、家庭、地域社会、職場の四つの局面に分けることができ、それぞれの場面でより良く生きる為に生活課題を中心にして学ぶことを目的としています。具体的には、家庭生活、三世代交流、安全と環境等が挙げられます。
最後に「職業能力の向上」は、仕事でより良く働けるように努力するとき、学習がついて回るように、「学習企業」を目指すことを目的としています。具体的には、職種別や階層別の職業教育、資格取得、専門性の高度化等が挙げられます。
「生涯学習」は文字通り生涯を通して学習することを意味しているので、老若男女の全てが対象となります。しかし、一般的には高齢者が定年後に娯楽の一つとして、学習するというイメージが強いみたいです。また、「社会教育」と意味が混同してしまうこともあるみたいですが、「生涯学習」=「社会教育」ではありません。「社会教育」は、社会で行われている意図的な営みのことを言います。しかしここでの社会とは、社会一般と考えるのではなく、実際には具体的な機関や、団体が行っているということになります。一方「生涯学習」は、偶発的な学習を含みながら、自発的に学ぶことも指しているので、教育という場面での生涯学習もあるし、教育とはいえない場面での生涯学習もあるのです。つまり、「生涯学習」の支援の一環として「社会教育」は存在しているのです。どちらも難しい言葉のように聞こえてしまいますが、簡単に言ってしまえば、「生涯学習」とは分からないことを分かるようにしていくことだそうです。分かるという喜びは、学習の積み重ねによって得られます。これからの人生を豊かにする為にも、大人になってから学習するということは、とても大切なことだと思いました。
岡田
2016年02月07日
瀬戸内海に浮かぶ芸術の島「直島」
日本を代表する建築家・安藤忠雄をはじめとする最先端の現代美術作家らによって島全体が芸術作品となっており、現代美術の聖地と言われている。
瀬戸内海の真珠と呼ばれていた直島の地に、ベネッセホールディングスの会長・福武總一郎の発想により、“文化の森”をつくろうという構想がスタートし、安藤忠雄が参加した。
だが20世紀の経済発展の過程で、日本の美しい自然環境はあちこちで破壊された。工場からの亜硫酸ガスの排出や採石などによって緑が失われ、無残なはげ山と化している。直島も例外ではない。そんなはげ山状態の荒廃した島を前に福武總一郎は、
「ここを世界の一流芸術家の表現の場とすることで、訪れる人が感性を磨くことのできる文化の島にしたい」
荒廃した島を豊かにし、現代アートの場にするという勇気が人々を惹きつける強い原動力となるのではないだろうか。
まず瀬戸内海の植樹による自然再生を目的に、瀬戸内オリーブ基金を発足し、寄付を集め1本1本地道に植え続けている。これまでで10万本以上植樹している。島の自然の中に美術館と現代アートを点在させ、既存の古い建物を保存し、そこにもアートを挿入するという壮大な構想は現在にまで至る。
直島には「ベネッセハウス」、「家プロジェクト」、「地中美術館」、「リウファン美術館」など多くの芸術があり、一貫して美しい瀬戸内海の風景の再生と継承が考えられている。地中美術館では、抽象的な幾何学形態を組み合わせた建築を地中に埋没させて配する構造となっており、外側からは建物がほとんど見えない。島の風景に溶け込んでいる。中は正方形や正三角形の幾何学的な展示空間が、それぞれ独立しながら、中庭の“間”でつながれている。この中庭が光を取り入れるとともに、風や雨などの自然の要素や気配を五感で感じさせるつくりになっている。
直島の取り組みの中で、とりわけ高く評価されているのは民家の保存活動であり、そこに展示されている現代アートである。島には築100年以上の古民家がたくさん残ってており、これらを現代アートの展示場として改修することで、昔ながらの風景に新たな解釈を取り入れながら再生させている。こうしたプロジェクトが発表された当初は、島民からの反対の声が上がった。だが島に人が訪れるようになるにつれて、島民は自発的に民宿や喫茶店、レストランを営むようになった。過疎化や高齢化で活力を失っていた島にとって、外部の人を呼び込み、若者たちをも引きつけて地域活性の役割を果たしつつあることが何より意義深い。
直島に安藤忠雄の建築と現代美術の作品を鑑賞しようと、海外組を含めて訪問者はひきもきらない。瀬戸内の豊かで文化的な文脈を踏まえたアートサイトの建設が、産業の災禍によって、一度は荒廃した島を再生させたのである。現代建築が地域再生の起爆剤となった好例であろう。
山本
2016年01月31日
1月から「組織に取り組む」というコンセプトでスタートした。今までは「一子相伝」という内容で取り組んでいたわけだが、これではなかなか若い人が育たないというか育てる方法としては間違いないと思うのだが育つ前に育てる方の能力が劣ってしまい、育てきれないという欠点があるので方針転換したわけである。
では「組織運営とは」なにか?それは今まで強烈なリーダーが独断で判断・行動していたことを、リーダーと言える立場の人を作り出して、その人を中心に物事を運営していこうということである。
そこには様々な欠点が現れる。しかし急がば回れの類のごとくわざと失敗を経験させながら前進させていくしか今の若い人は育たないといえます。 「欲望・目標・競争心・くやしさ」=ハングリー精神というかハイエナ的生き方がない若い人に会社の一部でもいいから運営してみろという方が間違っているといえるのかもしれませんが、かと言ってそれなりになるまでじっと待っていたのではその間に会社自体の存在がなくなってしまうかもわかりません。 だから思い切って挑戦していくのです。挑戦させるのではなく自分が挑戦するのです。
本来組織運営は40代がやるべきです。しかしもともと会社運営が売上と利益を中心に運営しそれで良しとしてきた中で、一子相伝的伝統運営であったので40代が育っていない。また採用も怠っていたので人がいないという状態です。 ですから一番層の厚い20代でその代用を行ってもらわなければならないという苦渋の選択でスタートしたわけです。
人生40代でピークを迎える。それまでにまず20代で作業を一通りマスターする。そして30代で部下を少し与えられ教える経験を積みながら実績を積んでいく。 これが組織運営であり人材育成である。
だがもともと人材育成ほど時間とお金がかかるものはないと思われます。またいくら育てようと思っていても原石が悪けれそれも空回りということになります。ですから零細企業運営は一子相伝が一番の安全策と言えるのです。
本来20代は様々な経験を体験しながら人生の厚みを身に着けていく。これが生き方なのであるがそれすらもできなくなってきている現代では結論的に勝負は入社5年と位置づけ、28.29歳ではその勝負で抜きんでたもののみ明日の会社運営の骨格を担い30代前半で家庭を持って次の人生設計にステップアップするという流れで行くしかない。
「組織」と言うとかっこがいいが「ワーカーとスタッフ」いや「一般労働とリーダー」いやもっとはっきり書くと「使われるもの=今のことしか考えていない人と使うもの=経営者に未来を夢見せられそれを現実のものにする実行部隊でその為に部下を働かせる者」と言えばいいか、これがそもそもである。
つまり人間は生きながらすでに平等ではなく、すでに決められた運命の中でもがき苦しみながら生きているという考え方もある。
それを否定するなら「やるべき仲間」に入るべきであるでしょう。つまりリーダーを目指す。そして人一倍勉強し、人一倍労働し、見返りに対価をもらう。収入と立ち位置、優越感というものであろうか。
資本主義のルールは労働を苦と思わない者のみがリーダーになりえ、そして高収入を得る。ルール通りに生きれば誰でも優秀になる。