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第500回 超人に必要なのは

2023年04月16日

ニーチェの提唱した超人とは自分の望む方向に成長し力を得ていく存在のことを言います。

つまり他人から与えられた思考に従って受け身に生きるのでなく自分で決めて力強く生きていくことが大切と言うことです。

その力は何でも良いですが最重要なものが二つあります。

まず一つ目は「筋力」です。

ギリシャのトラーキ大学の心理学者オラニア・マツォウカは60~70歳の女性に軽く体を動かす訓練をしました。その結果彼女たちは明らかに幸福感が上がり快活になったのです。つまり筋力は心と連動してエネルギーを湧かせすべての力の原点となる重要な力と言うことです。なので落ち込んだ時などは、軽めで良いので運動をすることをオススメします。

二つ目は「バカ」です。

ここでは超人=バカとしていますがニーチェの著書にはバカとは一言も書かれていません。

アメリカのヴァンダービルド大学の心理学者トレッドウェイらがボタンを21秒間に100回利き腕でない方の小指で押す実験を行いました。実際この実験はかなり大変な実験だったそうです。このとき途中で諦めた人ほど「島皮質」という部分が活性化していたそうです。これは損得勘定を司る部分だそうで、この実験を行う際の自分の得を考えていたために、最後まで続かなかったと考えられます。しかし、最後まで諦めなかった人たちは「前頭前野」などが活性化していたそうです。これは物事を楽しんだり総合的に思考したりする部位だそうです。つまり最後までやり遂げた人は純粋にボタンを押すのを楽しんだ人や報酬など関係なく頑張れた人だったと言うことです。つまり、ここでのバカとは損得や結果を深く考えすぎず気軽にやることと言うことです。

すべてをバカになって行うのではなく計画などを決める際は精一杯考えるべきでしょうが、行動に移す際は迷ったり心配しすぎずにいったんバカになってそれをやるだけの人間になることが大切です。

そして物事をやろうとした際、やる気や集中力を出すのが大事だと思うかもしれませんが、大事なのはやる気を出さずに行動することです。例えばゲームや本を読んだりするときに気づいたら時間が過ぎているときはありませんか。この時、誰もやる気や集中力を持ってゲームなど始めてはいないと思います。このようにどんな精神論を持ってやろうとするよりも何も考えずただ行動をすることが大事だということです。

 

福田

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第499回 廃棄衣料でアンモニア生産へ

2023年04月09日

先週の投稿で再生可能エネルギーや原子力に続く二酸化炭素を排出しないエネルギー源として、アンモニアが注目されているとお話ししましたが、製造のために化石燃料と高温で反応させて水素を得る必要があり副産物としてCO2が多く発生してしまうと欠点がありました。

しかし3/29に伊藤忠商事とレゾナック・ホールディングスが化学繊維を使用した使用済み衣料品を活用してアンモニア生産。天然ガスなどから生産する従来方式より二酸化炭素の排出量を約8割減らせるとの発表がありました。

 

アパレル業界ではファストファッションの流行などで、使用済み衣料品の大量廃棄が問題になっており、プラスチックごみに関しても86%がリサイクルされているものの、そのうち63%は「サーマルリカバリー」と呼ばれる熱回収型に頼っており、新たな資源としての利用はできていないとのことでした。

そこでレゾナック・ホールディングス済みプラスチックと使用済み繊維を混合したリサイクル固形原料RPAFにより、原料を100%廃棄物由来に置き換えることに成功。アパレル関連企業を傘下に持つ伊藤忠が使用済み衣料品と廃プラの確保に協力することで、廃棄物の社会課題を解決するのみならず脱炭素化も進めることが出来る画期的な方法となりました。

今回のようにSDGsへの取組が進んでいる企業が大きく評価される考え方がより浸透されていくべきだと感じました。

藤浪

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第498回 新たなエネルギー「アンモニア」

2023年04月02日

太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーや原子力発電など発電時に二酸化炭素を排出しないエネルギーとして、アンモニアが注目されています。

化石燃料の代替として水素を燃焼させてエネルギーを獲得しようとする考えが主流であったが、水素よりも保管や輸送が容易なアンモニアにも脚光を浴びています。

 

以前は脱炭素の切り札とされたのは燃やすと水になる水素であり燃料電池車が普及が進んでいるが、水素には保管や輸送に使うタンクを大気の数百倍の高圧にするか、零下253度の低温の状態にする必要があります。

そこに代わって注目されるのがアンモニアであり数気圧か零下33度で保管できるため、保管・輸送が水素と比べ容易で最終的な発電コストを下げられるとの事です。現在は補助電源として石炭や天然ガスをアンモニアが代替する期待がされています。

 

しかし、このアンモニアには製造時に大量のエネルギーを消費し二酸化炭素を排出してしまうという事です。

アンモニアの生成は化学産業の中でも最もエネルギーを消費する製造工程の1つとされる。その消費量は製造・運搬に投入したエネルギー量より、アンモニア発電で得られるエネルギー量は減る程のもの。そして製造時のCO2排出量も課題となっています。アンモニア製造のために化石燃料と高温で反応させて水素を得る必要があり副産物としてCO2が多く発生する。

また反応には800度以上の高温状態が必要となり、この熱源の為にも化石燃料も使う。得た水素と窒素を合成してアンモニアをつくる反応も高温高圧状態が必要との事。

製造時のCO2排出量の解決策として「グリーンアンモニア」があります。再生可能エネルギーから水素を作り、そこから製造することで二酸化炭素(CO2)の排出量が少なく、発電用として将来有望視されていますが現状の製造コストよりの約2〜4倍高いのが難点となっています。

発電コストは水素より安いが、製造コスト・CO2排出量が高いアンモニアですが、様々な企業がこの課題を克服するために研究が進んでいます。

今後は水素かアンモニアかどちらのエネルギーがより低コストで環境にやさしいのか脱炭素において注目されていくと思います。

藤浪

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第497回 桜の日(さくらの日)

2023年03月26日

毎年3月27日は「桜の日(さくらの日)」です。日本人にとってはなじみの深い桜ですが、「桜の日」について詳しく知っている人はあまり多くはないかもしれません。
「咲く(3×9)=27」の語呂合わせと、七十二候の一つ「桜始開(さくらはじめてひらく)」にあたる時期であることから、公益財団法人 日本さくらの会が1992年に定めました。
1年は二十四節気に分けられます。
春分や秋分がそれにあたるのですが、その二十四節気をもっと細かく分けたのが、七十二候。もうひとつの由来は、七十二候の桜始開(さくらはじめてひらく)からきているそうです。春分を3つに分けたうちのひとつが桜始開。桜が咲き始めることを指す言葉で、暦にすると3月27日頃であったころから、この日を桜の日としたそうです。
ところで、お花見っていつから始まったか気になりませんか?
実は江戸時代から始まったと言われています。
徳川吉宗が、これまで喧嘩と火事が絶えなかった江戸に花見という娯楽を作ったそうです。江戸環境整備事業のひとつとして花見ができ、元々は五穀豊穣祈願としての行事のひとつでありました。環境を整えて、憂さ晴らしや心の安定を目的として庶民にも花見が広まったと言われています。江戸の人に愛されていた桜は、各地でもお花見の名所ができ、現在のお花見の形が定着していったようです。
日本の桜は原種が9種類で、変種を合わせると100種類ほどあるそうです。
その中でも有名な桜は4種類。
ソメイヨシノは、桜の名所と言われる場所の約8割に植えられている桜の代表と言ってもいいでしょう。
気象庁が発表する桜前線もソメイヨシノを基準に開花予想を行なっているようです。枝が垂れているシダレザクラ、別名糸桜や花びらの多い八重桜、寒い時期に咲くカンザクラなど桜といっても様々な種類があります。
今年の桜も見頃になってまいりました。ぜひお花見をする際には、桜の日の由来や桜の種類などにも注目してみてはいかがでしょうか。
外山

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第496回 ニーチェの提唱する「超人」とは

2023年03月19日

神が死に世の中の価値観が揺らぐことによって大半の人が希望や目標を見失ってただ生きていくだけの末人になります。だからこそ我々は超人となる必要があるのです。

超人とは力強い人のことです。ここでの「力」とは「生きる力」のことです。

具体的には筋力・体力・忍耐力・実行力・知力・努力・財力・説得力・精神力・想像力などあらゆる力を指しています。

成長し自分を磨き自分が望む力を得ていくことが重要なのです。どんな力でも良いなら超人とは何でも良いのかと思うかもしれませんが、そもそもニーチェは超人とはどういうものなのか明確な定義をしていません。これは超人とは何か明言しないことでイメージを限定させないようにしたそうです。例えば「努力」と定義してしまえば、努力が苦手だから超人にはなれないと誤解してしまう人がでるかもしれないからです。

超人とは Über mensch(ウーバーメンシュ)と表現します。 Über=Over(超えた)と言う意味なので皆さんがどういう人間になりたいかを考えた上で、今の自分を少しでも超えていける人間こそ超人と言うわけです。

なので、それぞれに自分の超人があって、自分の思う方向にちゃんと成長しているなら超人というわけです。

神が死んで価値観を見失った人が多くなった世界で重要なのは超人を目指すことで、力強く自分の思う方向に向かって進んでいきましょう。

福田

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第495回 マスク着用個人判断へ

2023年03月12日

本日3月13日からマスクの着用が原則個人判断にゆだねられることになりました。

これまでの政府の対応は、屋外に関しては季節問わず着用不要、また屋内については距離が確保でき会話をほとんど行わない場合にのみマスクの着用を推奨する。といった方針となっておりました。

 

今後は基本個人判断となりましたが、厚生労働省では医療機関や通勤ラッシュ時の電車やバスを利用する場合には周囲の感染を広げないためにマスクの着用を推奨されております。

これと同様に重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある人、妊婦などは自身を感染から守るため同様にマスクの着用が効果的との発表がありました。

 

混雑時の電車やバスのみではなく、屋内においても不特定多数と接触する場所はマスク脱着に関してトラブルが起こる可能性があるのでマスクの携帯しておき、臨機応変な対応が必要となってくると思いました。

 

藤浪

 

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第494回 腸は第2の脳

2023年03月05日

「腸は第2の脳」という言葉を聞いたことがありますか?

腸は食べたものを消化、吸収する臓器であることはみなさんご存じかもしれません。

腸内には腸管神経という脳とつながる神経網が張りめぐらされており、脳に次ぎ約1億個もの神経細胞が存在します。 さらに腸の機能は、脳が司令を出しているのではなく、腸が判断して自らコントロールしていることから、「第二の脳」と呼ばれています。

また、特に近年注目されているのが、脳腸相関(のうちょうそうかん)といわれる脳と腸の関係。脳と腸は、どちらか一方からではなく、お互いに影響し合っているということです。

脳がストレスや不安を感じると自律神経が乱れ、腸の動きも変化します。つまり腸が刺激に対して敏感になってしまう知覚過敏の状態になり、下痢や便秘を繰り返すことになってしまいます。そしてまたお腹の不調が心配、不安を生むと、脳が信号をキャッチし腸は知覚過敏状態が続くという悪循環になってしまいます。

これを過敏性腸症候群といい、症状がひどくなると鬱(うつ)病を併発することもあり、治療は腸と心の両方からのアプローチが必要になってきます。

自分自身も過敏性腸症候群の経験があったので、心身の健康のために腸内環境を整えることを意識してた「腸活」について勉強してみようと思いました。

藤浪

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第493回 国際ホッキョクグマの日

2023年02月26日

2月27日は、ホッキョクグマや地球環境について考える「国際ホッキョクグマの日」です。
2005年、アメリカとカナダに本部を置く国際的な動物保護団体「ポーラーベアーズ・インターナショナル」によって制定されました。
ホッキョクグマ(北極熊)は、クマ科クマ属に分類される食肉類です。北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部、北極圏に生息しています。オスの大きい個体では体長250cm、体重600kgにもなるが、近年は地球温暖化の影響で小型化が進んでいます。
全身が白い体毛に覆われているように見えるため、シロクマ(白熊)とも呼ばれています。夏季は汚れや油脂の酸化などにより毛衣が黄がかる個体もいます。長い首や流線型で小さな頭は遊泳への適応結果とされ、何時間も氷海を泳ぐ事ができます。また、流氷に乗って長距離移動することもあります。
地球温暖化の影響で、この数十年で北極の海氷面積は急速に減少しています。北極の気温の上昇は、秋の海氷形成を遅らせ、春の海氷の解凍を早めます。凍りついた海でアザラシなどの海獣捕食に特化したホッキョクグマが、獲物にありつけない時期が長くなり、棲み家や餌を失いつつあります。近い将来、北極の氷とともに、ホッキョクグマは絶滅する危険性が指摘されているのです。
そんな中、2020年11月25日に、天王寺動物園のゴーゴ&イッちゃんに赤ちゃんが誕生したことは、久々の明るい話題でした。日本で現在(2019年末現在)飼育されているホッキョクグマは38頭。高齢個体が多く、ここ20年で約4割も減ってしまいました。ここにこの赤ちゃんが加わることになります。
赤ちゃん誕生!このようなニュースはとても嬉しく思います。その後の成長が楽しみですね。
外山

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第492回 神は死んだ

2023年02月19日

ニーチェの言葉に「神は死んだ」というのがあります。なぜ死んだと言ったのか。それは、ニーチェは神が殺されたと考えたからです。

ニーチェは、神を殺したのは我々人間であると断言しています。科学や文明の発展により心から神を信じる人がどんどん減っていきました。それもあり「能力の高さより善人であるべき」「迫害に耐えることで天国に行ける」と本気で考える人も減りました。だからこそ「神は死んだと」言ったのです。

それ以前に人間には「人より上に立ちたい」「優れた人間になりたい」と思う本能があります。だからこそ多くの人は、成功しなくて良い人を傷つけないことが一番という「奴隷道徳」と本当は成功したいという「貴族道徳」という二つの道徳に挟まれ苦しんで生きているのです。

「弱者を一瞬でも攻撃したら生きる価値すらない」とまで過剰に叩く人がいます。彼らは「弱者を守る」と言う名目をタテに「自分が少しでも上に立ちたい」という欲求を満たしているのです。

それなら奴隷道徳と貴族道徳のどちらも目指すのはと考えるかもしれなせんが、みんながそれをできれば苦労はしません。そしてネットの発達で誰もが色々な人の価値観を知ることができるようになったため、多すぎる価値観に混乱しているのです。

ゆえに人間は神を信じる気持ちが薄れていき我々の中から神がいなくなっていったのです。

これがニーチェの言った「神が死んだ」です。

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第491回 苗字制定の日

2023年02月12日

江戸時代まで公的に苗字を使っていたのは貴族と武士だけだったが、明治維新後の新政府は四民平等の社会を実現するため1870年(明治3年)9月19日、平民が苗字を名乗ることを許可する「平民苗字許可令」という太政官布告が出されました。

しかし読み書きが苦手の人が多く、当時国民は明治新政府を信用しておらず苗字を付けたらそれだけ税金を課せられるのではないかと警戒したため、なかなか広まらなかった。

そこで、1875年(明治8年)2月13日、「平民も必ず姓を称し、不詳のものは新たにつけるように」と苗字を名乗ることを義務づける「平民苗字必称義務令」という太政官布告が出されました。

この布告令には、「自今必ず苗字を相唱うべく、もっとも祖先以来の苗字不分明の向は新たに苗字を設くべし」と記されています。つまり、「これからは必ず苗字を名乗りなさい。祖先以来の苗字が分からない者は、新たに苗字をつけなさい」というのです。
政府による苗字公称の強制は、各方面に混乱をもたらしました。寺に頼み込んで苗字をつけてもらったり、役場総がかりで全世帯の苗字をつくったという例も記録されています。

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過去の日記

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