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第497回 桜の日(さくらの日)

2023年03月26日

毎年3月27日は「桜の日(さくらの日)」です。日本人にとってはなじみの深い桜ですが、「桜の日」について詳しく知っている人はあまり多くはないかもしれません。
「咲く(3×9)=27」の語呂合わせと、七十二候の一つ「桜始開(さくらはじめてひらく)」にあたる時期であることから、公益財団法人 日本さくらの会が1992年に定めました。
1年は二十四節気に分けられます。
春分や秋分がそれにあたるのですが、その二十四節気をもっと細かく分けたのが、七十二候。もうひとつの由来は、七十二候の桜始開(さくらはじめてひらく)からきているそうです。春分を3つに分けたうちのひとつが桜始開。桜が咲き始めることを指す言葉で、暦にすると3月27日頃であったころから、この日を桜の日としたそうです。
ところで、お花見っていつから始まったか気になりませんか?
実は江戸時代から始まったと言われています。
徳川吉宗が、これまで喧嘩と火事が絶えなかった江戸に花見という娯楽を作ったそうです。江戸環境整備事業のひとつとして花見ができ、元々は五穀豊穣祈願としての行事のひとつでありました。環境を整えて、憂さ晴らしや心の安定を目的として庶民にも花見が広まったと言われています。江戸の人に愛されていた桜は、各地でもお花見の名所ができ、現在のお花見の形が定着していったようです。
日本の桜は原種が9種類で、変種を合わせると100種類ほどあるそうです。
その中でも有名な桜は4種類。
ソメイヨシノは、桜の名所と言われる場所の約8割に植えられている桜の代表と言ってもいいでしょう。
気象庁が発表する桜前線もソメイヨシノを基準に開花予想を行なっているようです。枝が垂れているシダレザクラ、別名糸桜や花びらの多い八重桜、寒い時期に咲くカンザクラなど桜といっても様々な種類があります。
今年の桜も見頃になってまいりました。ぜひお花見をする際には、桜の日の由来や桜の種類などにも注目してみてはいかがでしょうか。
外山

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第496回 ニーチェの提唱する「超人」とは

2023年03月19日

神が死に世の中の価値観が揺らぐことによって大半の人が希望や目標を見失ってただ生きていくだけの末人になります。だからこそ我々は超人となる必要があるのです。

超人とは力強い人のことです。ここでの「力」とは「生きる力」のことです。

具体的には筋力・体力・忍耐力・実行力・知力・努力・財力・説得力・精神力・想像力などあらゆる力を指しています。

成長し自分を磨き自分が望む力を得ていくことが重要なのです。どんな力でも良いなら超人とは何でも良いのかと思うかもしれませんが、そもそもニーチェは超人とはどういうものなのか明確な定義をしていません。これは超人とは何か明言しないことでイメージを限定させないようにしたそうです。例えば「努力」と定義してしまえば、努力が苦手だから超人にはなれないと誤解してしまう人がでるかもしれないからです。

超人とは Über mensch(ウーバーメンシュ)と表現します。 Über=Over(超えた)と言う意味なので皆さんがどういう人間になりたいかを考えた上で、今の自分を少しでも超えていける人間こそ超人と言うわけです。

なので、それぞれに自分の超人があって、自分の思う方向にちゃんと成長しているなら超人というわけです。

神が死んで価値観を見失った人が多くなった世界で重要なのは超人を目指すことで、力強く自分の思う方向に向かって進んでいきましょう。

福田

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第495回 マスク着用個人判断へ

2023年03月12日

本日3月13日からマスクの着用が原則個人判断にゆだねられることになりました。

これまでの政府の対応は、屋外に関しては季節問わず着用不要、また屋内については距離が確保でき会話をほとんど行わない場合にのみマスクの着用を推奨する。といった方針となっておりました。

 

今後は基本個人判断となりましたが、厚生労働省では医療機関や通勤ラッシュ時の電車やバスを利用する場合には周囲の感染を広げないためにマスクの着用を推奨されております。

これと同様に重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある人、妊婦などは自身を感染から守るため同様にマスクの着用が効果的との発表がありました。

 

混雑時の電車やバスのみではなく、屋内においても不特定多数と接触する場所はマスク脱着に関してトラブルが起こる可能性があるのでマスクの携帯しておき、臨機応変な対応が必要となってくると思いました。

 

藤浪

 

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第494回 腸は第2の脳

2023年03月05日

「腸は第2の脳」という言葉を聞いたことがありますか?

腸は食べたものを消化、吸収する臓器であることはみなさんご存じかもしれません。

腸内には腸管神経という脳とつながる神経網が張りめぐらされており、脳に次ぎ約1億個もの神経細胞が存在します。 さらに腸の機能は、脳が司令を出しているのではなく、腸が判断して自らコントロールしていることから、「第二の脳」と呼ばれています。

また、特に近年注目されているのが、脳腸相関(のうちょうそうかん)といわれる脳と腸の関係。脳と腸は、どちらか一方からではなく、お互いに影響し合っているということです。

脳がストレスや不安を感じると自律神経が乱れ、腸の動きも変化します。つまり腸が刺激に対して敏感になってしまう知覚過敏の状態になり、下痢や便秘を繰り返すことになってしまいます。そしてまたお腹の不調が心配、不安を生むと、脳が信号をキャッチし腸は知覚過敏状態が続くという悪循環になってしまいます。

これを過敏性腸症候群といい、症状がひどくなると鬱(うつ)病を併発することもあり、治療は腸と心の両方からのアプローチが必要になってきます。

自分自身も過敏性腸症候群の経験があったので、心身の健康のために腸内環境を整えることを意識してた「腸活」について勉強してみようと思いました。

藤浪

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第493回 国際ホッキョクグマの日

2023年02月26日

2月27日は、ホッキョクグマや地球環境について考える「国際ホッキョクグマの日」です。
2005年、アメリカとカナダに本部を置く国際的な動物保護団体「ポーラーベアーズ・インターナショナル」によって制定されました。
ホッキョクグマ(北極熊)は、クマ科クマ属に分類される食肉類です。北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部、北極圏に生息しています。オスの大きい個体では体長250cm、体重600kgにもなるが、近年は地球温暖化の影響で小型化が進んでいます。
全身が白い体毛に覆われているように見えるため、シロクマ(白熊)とも呼ばれています。夏季は汚れや油脂の酸化などにより毛衣が黄がかる個体もいます。長い首や流線型で小さな頭は遊泳への適応結果とされ、何時間も氷海を泳ぐ事ができます。また、流氷に乗って長距離移動することもあります。
地球温暖化の影響で、この数十年で北極の海氷面積は急速に減少しています。北極の気温の上昇は、秋の海氷形成を遅らせ、春の海氷の解凍を早めます。凍りついた海でアザラシなどの海獣捕食に特化したホッキョクグマが、獲物にありつけない時期が長くなり、棲み家や餌を失いつつあります。近い将来、北極の氷とともに、ホッキョクグマは絶滅する危険性が指摘されているのです。
そんな中、2020年11月25日に、天王寺動物園のゴーゴ&イッちゃんに赤ちゃんが誕生したことは、久々の明るい話題でした。日本で現在(2019年末現在)飼育されているホッキョクグマは38頭。高齢個体が多く、ここ20年で約4割も減ってしまいました。ここにこの赤ちゃんが加わることになります。
赤ちゃん誕生!このようなニュースはとても嬉しく思います。その後の成長が楽しみですね。
外山

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第492回 神は死んだ

2023年02月19日

ニーチェの言葉に「神は死んだ」というのがあります。なぜ死んだと言ったのか。それは、ニーチェは神が殺されたと考えたからです。

ニーチェは、神を殺したのは我々人間であると断言しています。科学や文明の発展により心から神を信じる人がどんどん減っていきました。それもあり「能力の高さより善人であるべき」「迫害に耐えることで天国に行ける」と本気で考える人も減りました。だからこそ「神は死んだと」言ったのです。

それ以前に人間には「人より上に立ちたい」「優れた人間になりたい」と思う本能があります。だからこそ多くの人は、成功しなくて良い人を傷つけないことが一番という「奴隷道徳」と本当は成功したいという「貴族道徳」という二つの道徳に挟まれ苦しんで生きているのです。

「弱者を一瞬でも攻撃したら生きる価値すらない」とまで過剰に叩く人がいます。彼らは「弱者を守る」と言う名目をタテに「自分が少しでも上に立ちたい」という欲求を満たしているのです。

それなら奴隷道徳と貴族道徳のどちらも目指すのはと考えるかもしれなせんが、みんながそれをできれば苦労はしません。そしてネットの発達で誰もが色々な人の価値観を知ることができるようになったため、多すぎる価値観に混乱しているのです。

ゆえに人間は神を信じる気持ちが薄れていき我々の中から神がいなくなっていったのです。

これがニーチェの言った「神が死んだ」です。

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第491回 苗字制定の日

2023年02月12日

江戸時代まで公的に苗字を使っていたのは貴族と武士だけだったが、明治維新後の新政府は四民平等の社会を実現するため1870年(明治3年)9月19日、平民が苗字を名乗ることを許可する「平民苗字許可令」という太政官布告が出されました。

しかし読み書きが苦手の人が多く、当時国民は明治新政府を信用しておらず苗字を付けたらそれだけ税金を課せられるのではないかと警戒したため、なかなか広まらなかった。

そこで、1875年(明治8年)2月13日、「平民も必ず姓を称し、不詳のものは新たにつけるように」と苗字を名乗ることを義務づける「平民苗字必称義務令」という太政官布告が出されました。

この布告令には、「自今必ず苗字を相唱うべく、もっとも祖先以来の苗字不分明の向は新たに苗字を設くべし」と記されています。つまり、「これからは必ず苗字を名乗りなさい。祖先以来の苗字が分からない者は、新たに苗字をつけなさい」というのです。
政府による苗字公称の強制は、各方面に混乱をもたらしました。寺に頼み込んで苗字をつけてもらったり、役場総がかりで全世帯の苗字をつくったという例も記録されています。

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第490回 道路交通法改正 自動運転「レベル4」の解禁

2023年02月05日

2023年4月1に施行予定の改正道路交通法により、いわゆる「レベル4」の自動運転が一定の条件下で解禁されます。

CMなどでハンドルを放しても安全に走行ができる謳っているよく見かける自動運転ですが、0~5のレベルによって6段階に区分されており数字が高くなるほど高度な自動運転技術が必要となるとの事です。各レベルの概要としては

レベル0

自動運転装置や支援装置が何も搭載されていない車のこと。車の操作は常に運転手が行う。

レベル1

システムが前後・左右のうち、いずれかの運転操作を支援する車のこと。

自動ブレーキや、前に走る車と一定の距離を保って走行する機能(ACC)や車線からはみ出さないようにハンドルを支援する機能(LKAS)など

レベル2

システムが、前後・左右の両方の運転操作を支援する車のこと。

ACCとLKASの両方が搭載された車によって自動追い越し支援、自動合流支援などができる。

レベル3

過疎地域や高速道路などの特定条件下で、システムが全ての運転制御を行う車のこと。

ただし、システムの継続が困難な場合には、運転者が適切に介入する必要がある。

レベル4

過疎地域や高速道路などの特定条件下で、システムによる完全自動運転がなされる(運転者の介入不要)。

レベル5

あらゆる条件下において、システムによる完全自動運転がなされる(運転者の介入不要)。

 

となっており、今回レベル4の解禁によって特定条件下ではあるものの運転者が介入不要の自動運転が可能になるとの事です。

公道での走行は自転車や歩行者・路端駐車両などの条件が複雑になっておりシステムが処理しきれない場合があるため条件が絞られておりますが、来年開催される大阪万博の敷地内や公共交通機関が廃止されている地域でのバス運行が想定されています。

よって特定条件下によっては乗用車でもレベル4の自動運転が可能となりましたが、一般に普及されるのはまだ先のことかと思われるので今後の動向に注目していきたいと思います。

 

藤浪

 

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第489回 着衣着火

2023年01月29日

調理中にガスこんろの火が接触するなど、何らかの原因で身に着けている衣服に火がついて燃え上がることを「着衣着火」といいます。特に袖口から着火する場合が多く、腹部などから燃え出すと重度のやけどや死亡に至る可能性があり大変危険です。「着衣着火」は、ちょっとした不注意で誰にでも起こりうる現象で、大変危険であるにも関わらず意外と知られておりません。
住宅内での「着衣着火」の原因となりやすいものは、ガスコンロ、ろうそく、ストーブ、たばこなどです。中でも「ガスコンロ」による事故が最も多く、次いで「ろうそく」となっております。
着衣着火の事故事例として
ガスコンロを使用中、上半身をかがめた際に火が衣服に燃え移った。
調理中、ガスコンロの奥にある鍋を取ろうとして袖口に火が燃え移った。
仏壇のお供え物を替えようとした際、ろうそくの火が袖口に燃え移った。
厚着をしていたため、衣服にストーブの火が燃え移ったことに気づくのが遅れた。
など多く上げられています。
電気代の値上げで節電される方が多く、室内でも厚着をしているため調理中の着衣着火が増えているそうです。
服装に注意し、火に近づきすぎないようにしましょう。
外山

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第488回 ニーチェの提唱する価値観の逆転理由はキリスト教

2023年01月22日

古代では「いい」=良い(能力が高い)だったのは、現代において「いい」=善い(人を傷つけない)に価値観が逆転していると言っています。

ニーチェはこれを古来の「とにかく能力が高く強い方が素晴らしい」という考えを貴族道徳とし、現代の「能力が低くてもとにかく人を傷つけない方が良い」という考え方を奴隷道徳と呼んだそうです。

このように価値観が逆転した理由をニーチェはキリスト教が原因であるとしています。

それを理解するためにユダヤ教について知る必要があります。これは文字通りユダヤ人が作った宗教です。ユダヤ人の歴史は迫害の歴史と言えます。紀元前15世紀頃ヘブライといい場所に住んでいたユダヤ人は古代エジプト人に攻められ負けました。そして200年もの間支配され働かされていました。その後モーセを中心として60万人ものユダヤ人がエジプトから逃亡します。しかし彼らは結局40年近くさまよったそうです。その後パレスチナとい場所に自分たちの国を造ったのです。ですがその後別の国に攻め滅ぼされ彼らはまた奴隷にされてしまいました。よってユダヤ人の中には、いつかは神が助けてくれると言うような宗教観が生まれました。そしてユダヤ人の中に救世主であるキリストが誕生しました。

キリストは「隣人を愛しなさい」「右の頬を打たれたら左の頬を差し出しなさい」というように徹底的な愛を訴えました。その結果、神の救いを求めていたユダヤ教を迫害されてもそれでも愛し続ければ我々は死んだ後天国に行けると変化させたのがキリスト教です。

ちなみにその教義はユダヤの人々にもさすがに異端で最終的にはキリストは処刑されてしまいました。その後キリストは復活したとされ、教えは本当だったと信者はその教えを強く信じるようになりました。

そこから世界人口の1/3もの信者を持つ大宗教に発展しているのです。すなわち迫害の歴史を味わうことで生まれたキリスト教が現代人の大半に浸透しているので強さや能力よりも誰かを傷つけずに弱者に優しくできることが最大級の価値になったのです。

ニーチェはキリスト教の由来を断定したと言うよりも一つの仮説として話している面があります。由来がどうであり「弱者を守り、優しくする」と言う考え自体は素晴らしいものです。全員がその神の教えを信じ、その価値観を持っているならば世界はもっと平和と幸福に満ちあふれているとは思いませんか。しかし、現実的にそのような世界であるとは言えないでしょう。故にニーチェは「神は死んだ」と唱えたのです。

福田

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